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「自分にだってできたんだからあなたもできる」は、努力の押しつけだったかもしれないと反省した話

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少年

こんにちは、マッスーです。

 

新しいことを教わるときに、覚えられなかったり、うまくできなかったりして自信をなくすことっとありますよね?

そのときに「私にだってできたんだから、あなたもきっとできるよ!」という感じで励まされたことはありませんか?

 

マッスー自身も言ったことがありますが、最近になって「この励まし方って、場合によっては押し付けがましいものに聞こえるなぁ・・・」と思うようになりました。

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そもそも、「私」と「あなた」は違う人間

女性

「私にだってできたんだから、あなたもきっとできるよ!」

「私」という人間と「あなた」という人間はまったく違う存在なのに、どうしてそう言えたんでしょうね(^_^;)

 

人によって、得意なこと・苦手なこと・簡単にできること・大変なことは違うのに。

もっと言うなら、環境だって身体的な特徴だって違います。

自分にとっては当たり前でも、他の人にとってはそうでないことなんて、山ほどありますしね。

 

 

人に物を教えたり伝えたりするときには、自分と相手に「違い」があることを頭に入れておかないと、相手から反感を買ったり、不必要に相手を追い詰めてしまったりしてしまうことになります。

 

 

自分の成功体験や努力を押し付けている

女性

「私にだってできたんだから、あなたもきっとできるよ!」

この励ましは、「ダメな私にもできた」という自分をちょっと下げる意味合いがあるので、相手に「じゃあ、私にもできるかも」と思わせる効果があります。

 

でも、その裏には「ダメな私がこうなれたのは努力をしてきたからだ」という意味もこめられています。

もちろん、努力して頑張ったからこそ成功できたのは間違いないでしょう。

まったく努力をしないで何かを得られるということは、めったにありません。

 

 

ただ、それはあくまでも「私」の話であって、どんな人にも当てはまるものではありません

いくら、「私と同じ努力をすれば成功する」という成果保証付きっぽいニュアンスをこめて励ましても、人によって努力できるところは違うんです。

 

相手の向き・不向きなどを把握しないまま、ただやみくもに「頑張れ」「諦めるな」「行動しろ」と言っても、相手はしんどいだけですね(^_^;)

 

 

どんな考えを持つのも自由だが、それを人に押し付けてはいけない

女性

「私にだってできたんだから、あなたもきっとできるよ!」

1度でも大きな成功体験をすると、「こうやれば成功するんだ!」という自信がつきます。

それ自体は問題ないのですが、一歩間違うと「私と同じ方法で成功しないのはおかしい」「成功するためには私の方法が1番の近道だ」のような、妙な自信になってしまいます。

 

「こうやれば成功するんだ」という考えをもつことは自由ですが、それを人に押し付けてはダメです。

 

人に教えたり伝えたりする時は、「私はこの方法で成功することができた」くらいにしておいた方が良いですね。

相手に、「私が成功した方法」が必ずしも合うとは限りませんから。

 

 

最後に~視野が狭かった過去の自分へ~

最後に

「私にだってできたんだから、あなたもきっとできるよ!」

マッスーは会社員をしていたとき、仕事を教えていた後輩に、こんなことを言って励ました覚えがあります。

でも、その後輩はなかなか上達しません。

そのうち、だんだんとイライラの方が強くなっていきました。

 

直接は言いませんでしたけど、「何でそれくらいのことができないの?」とか思ってましたね~。

 

本来ならそこで、「どうしたら後輩を上達させられるんだろう?」と考えて、教え方や伝え方を改善すべきだったんですけど、自分の教え方が一番良いと思っていたマッスーは、そんなことに思い至れないくらいに視野が狭くなっていました(^_^;)

 

 

もし、自分が後輩の立場だったらと思うと、息苦しいだろうなぁと思います。

先輩が自分にイライラしているのなんてすぐにわかりますし、「なんて自分はダメなんだ」という自己否定にもつながっちゃいますし。

 

 

今、働き方を変えて人から学ぶ機会が多くなったことで、教えたり伝えたりするのには、相手の性格や希望していることに合わせて、教え方・伝え方をカスタマイズしていくことが必要なんだと思い、かつての自分のやり方はまずかったなぁと反省をしてみたマッスーなのでした。