こんにちは、マッスーです~♪
あなたはこれまでに何度、「大きな決断」を下してきましたか?
大きな決断というのは、まとまったお金が必要になるとか、自分の人生に対する影響力が高いとか、そういうレベルの決断のことです。
おそらくは、
- 受験する学校を決める
- 就職先を決める
- 転職先を決める
- 結婚式を挙げる
- マイホームを購入する
- 自動車を購入する
などの人生の節目などで、誰もが1回くらいは大きな決断を下した経験があると思います。
そのとき、
- いろいろ考えすぎて、結論を出すまでにえらく時間がかかった
- 選んだ選択肢に対して、【別の方にしとけばよかった】【こんなはずじゃなかった】などの不満や後悔を感じた
といった問題が起こりませんでしたか?
それらの問題は、【一点豪華主義】という考え方を利用すれば、すんなり解決しちゃうんですよ~(^^)
【一点豪華主義】ってどういう状態?
辞書的な意味としては、
興味のある特定の事柄には惜しみなく金を注ぎ込むが、それ以外の事柄については質素であること。
というものです。
具体例を挙げると、
- バッグだけはブランド物で、他の小物や洋服はファストファッション
- 万年筆だけは高級品で、他の文房具は100均
とか、そんな感じでしょうか。
あとは、生活費を切り詰めながら自分の好きな物を集めるコレクターさんなんかも、この【一点豪華主義】にあてはまるかもしれませんね(^^)
通常は、「決め手には欠けるが、特に悪いところが見当たらない無難な選択肢」が選ばれやすい
通常、人が何かを決めるときは、さまざまな基準を総合的に判断して決めることが多いです。
例えば、家電を選ぶときは「価格」「スペック」「デザイン」「色」などを比較しますし、就職する会社を選ぶときは、「給料」「労働時間」「通勤時間」「福利厚生」などを比較します。
そうやって比較するポイントが増えれば増えるほど、【どのポイントも平均以上(そこそこ)で、これといったダメな部分がないもの】が選ばれがちになります。
特に重要視するポイントがないのなら、その決め方でも良いのでしょうが、たいていは
- ○円以下のものでないと買えない
- 色はピンクがいいな
- 給料は○円以上でないと生活していけない
- 自宅から○分以内で通えるところがいい
など、何か優先したい条件があるはずです。
ですから、選ぶときの基準となるポイントのうち、自分が最も優先したいものを最初に決めてしまいましょう。
そして、それ以外の条件については、多少悪い部分があってもスルーします。
例えば、
- 価格が○円以内におさまるなら、多少スペックが低くてもダサくても良しとする(価格を最優先)
- 定時で帰れる会社なら、給料が安くても仕事がつまらなくても構わない(労働時間を最優先)
みたいな感じですね。
これが、【一点豪華主義】での決め方です。
不満や後悔が少なくて済む決断をすばやく下すのに、【一点豪華主義】が最適な理由
迷う時間を削減できるから
前の項目で挙げた家電や会社のように、比較するポイントが多くなればなるほど選択肢が増え、選択肢が増えると人は選べなくなっていきます。
心理学的に言うと、【決定回避の法則】と呼ばれる状態です。
「う~ん、価格でいったらAもBもお手頃だし、スペックはCが最強。でもでも、Dのデザインもオシャレでいいんだよなぁ~」
といった感じでどんどん選択肢が増えていき、結局選べなくなってしまうんです。
選べないで迷ったままぐずぐずしていると、商品がなくなってしまったり、応募締切を過ぎてしまったりで、選ぶ機会そのものを逃すなんてことにもなりかねません(^_^;)
ですが、そこを【一点豪華主義】で考えるとこうなります。
「私はスペックを最優先で選ぶ! だからCで決定!」
これで決断終了です(笑)
不満や後悔が出たとしても我慢しやすいから
世の中に、100%満足できる選択肢なんてものはありません。
どんな選択をしたとしても、何かしらの不満や後悔は出てきます。
「どのポイントも平均以上(そこそこ)で、特にこれといったダメな部分がないもの」は、決め手に欠けるパンチの弱いものなので、「もっと良いものがあったかもしれない」という不満や後悔を強く感じてしまいます。
でも、【一点豪華主義】に基づいて選んだのなら、少なくとも自分が最も大事にしたい条件はクリアしているんですから、不満や後悔は我慢しやすいです。
「Cという商品は、値段は高いしデザインもあんまりカッコよくないけど、スペックはとにかく素晴らしいから、何だかんだで良しとするか」
みたいな感じですね。
最後に~どんな決断にも不満や後悔はつきもの~
どんなに念入りに調べても、どんなに時間をかけて考えても、結論を出した後には何かしらの不満や後悔が噴出するものです。
ですから、不満や後悔をまったくのゼロにするのではなくて、ちょっとでも少なくなる選択肢を選ぶようにしましょう。
結果的に、それが一番満足できる選択肢になるのです(^^)